P&Gの2015年10〜12月期決算は売上高が前年同期比91%の169億ドル(約1兆9924億円)だった。事業別に見るとビューティ事業の売上高が同90%の30億ドル(約3540億円)、グルーミング事業が同90%の18億ドル(約2124億円)、ヘルスケア事業が同95%の20億ドル(約2360億円)、ファブリックケア・ホームケア事業が同93%の53億ドル(約6254億円)、ベビー・フェミニン&ファミリーケア事業が同90%の47億ドル(約5546億円)だった。販売減を価格引き上げによって埋め合わせた格好だ。全体の純利益は同135%の32億ドル(約3776億円)で、上半期通算では同133%の58億ドル(約6844億円)だった。なお、為替変動の影響を除いた通年の売上高では1ケタ台前半の成長を見込んでいる。
ビューティ事業は為替変動の影響を除けば前年同期比101%の売上高を確保した。同事業について同社は「パーソナルケアと『SK-II』は伸長したものの『オレイ』の売り上げ減が影響した」と説明している。P&Gは現在41のビューティ関連ブランドをコティに売却する手続きに入っている。
(本文中の円換算レート:1ドル=118円)