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平均年齢25.7歳のyutoriが給与アップ、年収490万円に

yutoriは、7月分から社員と契約社員の給与ベースアップを実施する。同社の有価証券報告書によると社員70人(契約社員やバイトを除く)、平均年齢25.7歳に対し、平均年間給与は469万円だったが、4.5%増の490万円に引き上げる。物価高や景気の上昇により、大手企業ではベースアップが続いている。連合によると今年の春闘ではベアと定期昇給を含め、平均で5.1%増だった。片石貴展(たかのり)社長は「平均年収でみると低く見えるかもしれないが当社は上場企業では最年少クラスの若い会社。人材が最大の競争力の源泉だと考えており、給与アップで競争力をさらに高めたい」という。

2024年4〜6月期決算は売上高が前年同期比47.0%増の11億1400万円、営業利益が同3.5%増の3900万円、純利益が同1.0%増の1000万円だった。リアル店舗を3店舗を出店するなど、リアル店舗の販売が増加し、大幅な増収となった。売上総利益率は1.7ポイント改善の58.9%だった。

同社が昨日ユーチューブで公開した決算発表には8月5日に買収を発表したハートリレーション(heart relation)の小嶋陽菜・代表取締役CCOが登場し、「yutoriとともに成長していく」と意気込みを語った。ハートリレーションは23年12月期は売上高が前年比2.3%増の29億3100万円、営業利益が45.9%減の3億700万円だった。ただ、24年1〜6月は前年同期比26.8%増、7月は同70%増で推移しているという。なお株式譲渡の実施は9月30日。

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