トリートメント(アウトバス)部門では、「オラプレックス(OLAPLEX)」の“No.6 ボンドスムーサー”が1位に輝いた。同商品は、2021年のヘアサロン版ベストコスメで1位、22年で3位、23年でランク外だったアイテムだ。22年前後の“ハイトーンカラーブーム”の際は、カラーヘアに対応するケアアイテムが次々と登場した。それらに埋もれて一時期ランクを落としたが、「やはり実際に使ってみて良い」ということで淘汰の中で生き残り、返り咲いたと思われる。2位には、ホーユー プロフェッショナル「バイカルテ(BYKARTE)」の“エッセンス ミルク”がランクイン。髪を扱いやすくするベース作りに定評のあるブランドだが、伸びのよいミルクタイプは男性でも使いやすく人気のようだ。3位は、「オッジィオット(OGGI OTTO)」の“セラムCMCミルキィ”、「ケラスターゼ(KERASTASE)」の“オレオ リラックス マジック ナイト セラムR”、リトル・サイエンティスト「リケラ(REKERA)トリートメントシリーズ」の“リケラエマルジョン”の3商品が同率で受賞した。(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)
なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を14部門に分類し、50軒の美容師157人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。
1位
“No.6 ボンドスムーサー”
「オラプレックス(OLAPLEX)」
毛髪を補修強化し、ダメージに負けない髪を作る「オラプレックス」。“No.6 ボンドスムーサー”は、日々の使用により切れ毛・枝毛を防ぎ、しなやかで健やかな髪へと導くクリームタイプのスタイリングトリートメントだ。ヘアカラーの褪色ケアもでき、シャンプー後のドライ時間の短縮にもつながる。アンケートの回答には、「髪が乾燥しがちな時期に特に売れる商品。30~40代のお客さまからも人気」「ヘアカラーの褪色が緩やかになるので、カラー施術の際に購入するお客さまが多い」といった声があった。(100mL、3080円)
2位
“エッセンス ミルク”
「バイカルテ(BYKARTE)」
日常生活におけるさまざまなダメージ要因から、髪を守るアウトバスエッセンス。ヒートプロテクト成分を配合し、熱によるキューティクルの浮き上がりを抑えることで、毛髪内物質の流出を抑制。SSプロテクト成分が、髪のダメージの要因となるシスチン結合の切断を抑える。アンケートの回答には、「ドライヤーやアイロンの前に髪につけると、熱ダメージを抑制できる。お客さまからは『つけてからブローするのと、つけないでブローするのとでは仕上がりが全然違う』と言ってもらえる」といった声があった。(95mL、3300円)
3位
“セラムCMCミルキィ”
「オッジィオット(OGGI OTTO)」
ケラチンやキューティクル保護成分を配合し、毛髪内部に素早く浸透。マカダミアナッツ、ミツロウが美しい艶を与え、しっとりとまとまりのある、指通りの良い髪へ補修していくアウトバストリートメント。アンケートの回答には、「使用前と使用後で髪の質感の違いが分かりやすいので、お客さまにおすすめしやすい」といった声があった。(200g、3850円)
3位
“オレオ リラックス マジック ナイト セラムR”
「ケラスターゼ(KERASTASE)」
夜用の髪の美容液。タオルドライ後になじませ、乾かして眠ると、毛髪保護成分と5種のビタミンが就寝中に作用。髪の広がりや寝癖を防ぎ、翌朝スタイリングしやすい滑らかな髪を保つ。アンケートの回答には、「“寝ている間も『ケラスターゼ』でケアできる”という提案がお客さまに刺さる」といった声があった。(90mL、7150円)
3位
“リケラエマルジョン”
「リケラ(REKERA)トリートメントシリーズ」
インバス・アウトバスの2way仕様のトリートメントで、前回のヘアサロン版ベストコスメではトリートメント(インバス)部門にランクインしたアイテム。髪の補修乳液で、しっとりしなやか、まとまりのある髪に導く。ネクタリン、ピーチなどが溶け合うフルーティフローラルの香り。アンケートの回答には、「髪が柔らかく、理想の質感になると人気」といった声があった。(ミニパウチ10mL×20個、7700円/80mL×6個、1万7820円/200mL、4620円/レフィル1000mL、1万8150円/業務用1000mL×3個)