カラーケア部門では、マウロアのカラーシャンプーブランド「イロア(ILOA)」が初登場で1位を獲得した。同部門は入れ替わりが激しく、2023年のヘアサロン版ベストコスメでランクインした商品が、今回は1つもランクインしていない。その中で「イロア」は、シャンプーのみというシンプルな展開と、8色という豊富なラインアップが評価されて首位に躍り出た。2位は「オラプレックス(OLAPLEX)」の“No.1 ボンドマルチプライヤー”が、3位は「ファイバープレックス(FIBREPLEX)」の“No.1 ボンド ブースター”が受賞した。どちらも髪を補修・強化するボンディング系のトリートメントで、髪の弾力や耐力をサポートする一環としてカラーケアを行うケースが増えている。ハイトーンカラーブームを経て、傷んだ髪のサロンユーザーが多い現状では、必然の流れといえる。(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)
なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を14部門に分類し、50軒の美容師157人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。
1位
“イロアカラーシャンプー”
「イロア(ILOA)」
発色の良さと色持ち、豊かな泡立ちが特徴のカラーシャンプー。潤い成分配合でカラーチャージと髪の補修を同時にかなえる。ラインアップは、ヘアカラーを長く楽しみたい“01 ピンク”、黄ばみを抑える“02 パープル”、透明感をかなえる“03 アッシュ”など全8種。アンケートの回答には、「シャンプーのみなので、分かりやすく提案しやすい」「他のカラーシャンプーと比較して色づきがいい。かわいいパッケージも人気」といった声があった。(全8種、各185mL、各2750円)
2位
“No.1 ボンドマルチプライヤー”
「オラプレックス(OLAPLEX)」
サロン施術によるダメージから髪を守る前処理剤。切断されていた毛髪の結合を整え、強化し、毛髪に耐力を与えることで施術時のダメージをケアする。サロン施術におけるスタイルの幅を広げる。アンケートの回答には、「髪の弾力が増して扱いやすくなるうえ、カラーリングの色持ちが明らかに違う」といった声があった。(100mL/525mL)
3位
“No.1 ボンド ブースター”
「ファイバープレックス(FIBREPLEX)」
異なる性質を持つジカルボン酸3種を配合し、ブリーチやカラー、パーマの酸化ダメージから髪を守る。ダメージ部分だけでなく未ダメージ部分まで広範囲に作用し、“ダメージレス”を追求する。アンケートの回答には、「ブリーチ施術の際や、ブリーチで髪が傷んだお客さまには欠かせないアイテムになっている」といった声があった。(500mL)