メンズ部門は、これまで「エヌドットオム(N.HOMME)」が5連覇を達成していた部門。今回は僅差の争いとなり、新顔となるホーユー プロフェッショナル「エトラス(ETORAS)」の“ムーブセラム”が制した。このカテゴリーをリードしていた「エヌドットオム」がランク外になったことで、群雄割拠の様相を呈した勢力図となり、ビジネスチャンスを秘めたカテゴリーになっている。2位は、アリミノのトータルケアブランド「アリミノ メン(ARIMINO MEN)」の“ハード ミルク”が受賞。「エヌドットオム」以外は移り変わりが激しいこの部門で、同アイテムは2年連続でランクイン。新たなカテゴリーリーダーの誕生を予感させる。3位は、中野製薬「モデニカ ナチュラル(MODENICA NATURAL)」の“モデニカ ナチュラル J”が受賞。ロングセラーアイテムが、変わらぬ人気を示した。(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)
なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を14部門に分類し、50軒の美容師157人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。
1位
“ムーブセラム”
「エトラス(ETORAS)」
“軽いのに潤う”ハードクリームワックス。美容成分配合で、髪の内側まで潤いを与えながら動きのあるデザインをかなえる。セット力が出てくるまでの時間をコントロールし、より快適な操作性を実現。伸びの良さと滑らかさ、ハードなセット力を兼ね備える。アンケートの回答には、「これまでスタイリング剤を組み合わせなければ作れなかった絶妙な質感が、これ1本でできる」「軽いのに潤う、新質感を体験できる」といった声があった。(33g、1210円/90g、2310円)
2位
“ハード ミルク”
「アリミノ メン(ARIMINO MEN)」
束感やカールの質感を作り出すミルクタイプのスタイリング剤。時間が経つとキープ力を発揮する時間差のスタイリングを実現し、長めのヘアでもスタイリングしやすい。ほどよい束感とウェット感を表現する。アンケートの回答には、「ミルクタイプで伸びが良く、ボブやセンターパートなどのスタイルにも対応しやすい」といった声があった。(100g、2200円)
3位
"モデニカ ナチュラル J"
「モデニカ ナチュラル(MODENICA NATURAL)」
潤いのある質感を表現するジェルタイプのスタイリング料。ゼリー(Jelly)のようなみずみずしいジェルが特徴で、ウェットすぎずナチュラルな艶を演出する。アンケートの回答には、「艶感がほしいお客さまには、これを提案すれば間違いない」といった声があった。(90g、2178円)