米デニムブランド「ジョーズジーンズ(JOES JEANS)」の創業者であるジョー・ダーハンが7年振りに来日し、日本市場に対するビジネスの考えや、米国で投資を強化している現状を明らかにした。日本ではカイタックインターナショナルが販売し、伊勢丹新宿店やエストネーション、ロンハーマンなど、卸事業を中心に販路を拡大。ダーハン氏は、今後はカイタック側と協議をしながら「オンリーショップを開設したい。ブランドをライフスタイル型へ進化させる」と語った。すでに米国では、計36店舗に直営店が拡大しており、今後5年で100店舗体制を構築する。直近では、カナダ・バンクーバーに直営店をオープンするほか、タイ、フィリピンでは現地企業と組みながら、出店を進めている。「2001年にナスダックへ上場して以来、着実に店舗数を増やしている。12年度の世界売上高は約130億円(前年比2ケタ増)で、この流れを日本に反映させたい」とダーハン氏。ニューヨークのソーホー地区に開設した直営店(290�u)は絶好調で、デニムパンツを始め、オリジナルのバッグ、シューズ、子ども服も好調に推移しているという。