I-ne(アイエヌイー)はこのほど、ビューティクルの「生産ロスZEROプロジェクト」への参画を発表した。「生産ロスZEROプロジェクト」は容器の生産時に発生するロス削減を目指して発足した取り組み。有価で予備ボトルや不良品ボトルなどの廃棄対象在庫を回収し、再資源化している。
今回の取り組みでは、総量20トンの廃棄対象在庫を回収して再資源化する。これによるCO2排出量の減少を期待する。
I-neは、2028年までに容器、資材に使用するバージンプラスチックの削減率30%を目指している。ビューティクルのプロジェクトへの参画を通し、脱炭素社会の実現に向けた活動を加速させる意向だ。
ビューティクルは、化粧品容器製造販売事業を展開するツバキスタイルが21年6月に設立。化粧品、トイレタリー容器の循環型リサイクルシステムの構築とその取り組みを22年5月に開始した。回収した容器の再資源化と容器製造を一貫して行う「水平リサイクルシステム」を業界で初めて実現している。