アバクロンビー&フィッチは今年のホリデーシーズンに合わせ、卸をスタートすると発表した。イギリスに拠点を置くオンライン小売り企業、アソスを通して販売を開始。契約に「ホリスター」も加えることを検討しているという。エイソス(ASOS)は昨年度、前年比139%の7億6940万ポンド(約131億5670万円)の売り上げを記録しており、237ヵ国から710万ユーザーの注文を受けている。今年1月に社長の職を辞したマイク・ジェフリーズ最高経営責任者(CEO)は、「成長が著しいアソスを通しての販売により、より多くの人々にリーチすることができる」と話す。アソス以外の企業との提携は今のところ視野に入れていないという。アバクロンビー&フィッチの5月4日終了の第1四半期決算は、売上高は前年同期比98%の8億2240万ドル(約830億6240円)だったが、2370万ドル(約23億9370万円)の純損失を計上している。