ファッション

セーレンが社長交代、結川副社長が昇格

 繊維大手のセーレンは6月24日付で、社長兼経営執行責任者(COO)に結川孝一・代表取締役兼副社長が就任した。今年で74歳になる川田達男・代表取締役会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)兼COOは、代表取締役会長兼CEOを継続する。坪田敏郎・取締役グローバル総務本部長によると、「タイや中国など海外子会社の成長により、本体以外の売上高が6割を占めるまでになった。連結経営をより重視するための体制を整えた」という。

 

 川田会長兼CEOは、1987年8月に社長に就任以来、カーシートファブリック事業を拡大し、同社の主力事業に育て上げたほか、自社開発したテキスタイル用インクジェットプリンタを軸にしたデジタル生産システム「ビスコテックス」を確立した、同社の中興の祖。タイや中国での海外生産も拡大させており、同日付で中国事業担当の于輝(うき)・常務執行役員が、同社としては初めて中国人の取締役に就任した。また、川田会長兼CEOの息子である川田浩司・執行役員が、取締役兼執行役員に昇格した。

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