イオンモールは28日、西日本最大級の規模として注目される商業施設「イオンモール岡山」(12月5日グランドオープン)を関係者に公開した。地上7階・地下1階の総賃借面積9万2000平方メートルに約400の店舗が入り、そのうち3分の2が岡山県初出店。岡山駅から徒歩5分の立地の集客力を見込み、ファッションではセレクトショップやグローバルSPA、キャリアブランドまで幅広く誘致した。初年度の売上高目標は発表していないが、約2000万人の来館者を見込む。同施設の開業によって近隣の百貨店はもとより、広域エリアに影響が及ぶことは必至だ。年末年始の商戦が早くも注目される。
「イオンモール岡山」は、巨大な吹き抜け空間「未来スクエア」を中心にしたサーキット型の構成になっている。「ユニクロ」「ザラ」「ギャップ」などのほか、岡山県初の「H&M」「東急ハンズ」「ザラホーム」が大型店を構える。中四国の企業が新業態で出店するケースも多い。地元・岡山市のクロスカンパニーはアイスクリームショップを併設した「アースミュージック&エコロジー スーパープレミアムストア」、倉敷市のジーンズメーカーのキャピタルは「オカピタル」、同じく倉敷市のサキヤクリエイトは「サクラメントフィグ」、中四国エリアでジーンズ専門店「ジーンズファクトリー」を運営する高知市のインターナカツはウィメンズ業態「ジーンズファクトリー ララ」といった新業態で出店した。
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