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ANAPが経営陣刷新、新社長に27歳の若月舞子氏

経営再建中のANAPは、経営陣を刷新する。ITベンチャーのネットプライスが48.74%の株式を取得し、10月3日付で新社長に慶應義塾大学在学中に起業した起業家の若月舞子氏(27)が就任する。新たな取締役には立川光昭ネットプライス会長らが就任する一方、執行役員も4人中3人が新任になり、ネットプライスが選任したチームが就任する。筆頭株主で現社長の家高利康氏は同日付で退任する。

若月新社長は1997年1月9日生まれ。慶應義塾大学SFC在学中の2018年5月に同級生の山村藍琳氏とIT系スタートアップ企業のexpeetを起業。21年には女性用吸水ショーツを手掛けるimmunityを設立し、今年2月にバルコスに1億円で売却していた。山村氏も10月3日付でANAPのクリエイティブ担当の執行役員に就任予定で、ともにANAPの再建に挑む。

ANAPは23年8月期で4期連続の赤字を計上。ネットプライスをスポンサーに私的整理の一種である事業再生ADRを申請し、7月に成立していた。ネットプライスはネットプライスが設立した事業投資組合などとともに第三者割当増資に加え、新株予約権の引受も発表していた。

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