サードウェーブコーヒーの旗手として知られる米サンフランシスコのブルーボトルコーヒー(代表:ジェームス・フリーマン)が、同じくサンフランシスコ発のタルティーン ベーカリー&カフェ(代表:チャド・ロバートソン&エリザベス・プリュエット)を買収した。今後は「ブルーボトルコーヒー」の店舗でも、「タルティーン ベーカリー&カフェ」のパンやペイストリーの一部を提供する予定。逆に、「タルティーン ベーカリー&カフェ」では「ブルーボトル コーヒー」を提供する予定だ。日本におけるタルティーン ベー カリー&カフェの開業準備・運営は、ブルーボトルコーヒー ジャパン合同会社(東京都江東区、代表:ジェームス・フリーマン)が行うこととなる。「タルティーン ベーカリー&カフェ」は1号店を5月、「フレッドシーガル」が核店舗としてオープンして話題となっている、ログロード代官山でオープンし、「ブルーボトルコーヒー」がインショップで出店することになっていたが、運営母体の変更に伴い、オープン時期を2015年内(時期未定)に変更する。これまでの運営母体シンク・グリーン・プロデュース(THINK GREEN PRODUCE)は、当プロジェクトのコンサルティング業務を担当していく予定。
ジェームス・フリーマンCEOは「タルティーン ベーカリー&カフェとブルーボトルコーヒーが同じ時期にオープンしたこともあり、経営者のチャド・ロバートソンと私は長年の友人だ。それだけでなく、私はいつも、タルティーン ベーカリーの皆さんが持つ卓越した技術とこだわり、そしてパンやペイストリーの一つ一つに持ち込む革新に感銘を受けている。その極めて高い品質と、ブルーボトルコーヒーとのコラボレーションにかけるチャドの強い情熱は、これからの協業について心躍る気持ちにさせてくれる」とコメント。「ブルーボトルコーヒー」は2月に清澄白河にロースタリー形式の日本1号店をオープン。2号店を3月に青山にオープンした際に、「店内で提供するパンやペイストリー類をさらに拡充していきたい」と語っていた。
タルティーン ベーカリー&カフェはブルーボトルコーヒーと同じ2002年に、サンフランシスコ・ミッションエリアで創業。パンやペイストリー、コーヒーなどを提供し、「朝から行列する店」「予約が取れない店」として知られている。
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