ファッション

ケリングのアイウエア・ビジネス内政化が本格始動に

 ケリングは、昨年、アイウエア・ビジネスに関わるデザイン、生産、ブランディング、セールスなどすべての業務の内政化を表明し、新会社ケリング アイウェアを設立して体制作りをスタート。世界で着々と基盤作りを進め、今年、世界9カ国で現地法人を立ち上げる予定だ。日本は、4月11日付でケリング アイウェア ジャパンが設立され、ケリングでヘッド・オブ・M&Aを3年間務めたシャルル・ドゥ・フルリユが最高経営責任者(CEO)に就任した。そのほか、年内にフランス、イギリス、ドイツ、スペイン、アメリカ、香港、中国、シンガポールで現地法人を設立する計画だ。ケリングは、イタリアのアイウエアメーカー、サフィロとの約20年にわたるライセンス契約を変更、「グッチ」の契約は2016年12月31日で終了する。その後、「サンローラン」「ボッテガ・ヴェネタ」など傘下ブランドのアイウエア・ビジネスも順次、ケリング アイウェアが手掛けていく計画だ。ケリング傘下ブランドのアイウエアの昨年の売り上げは、約3億5000万ユーロ(約451億5000万円)だった。

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