ビューティ

米化粧品小売大手セフォラが中国事業で人員削減 120人が対象

LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の化粧品小売店セフォラ(SEPHORA)は、中国事業において人員削減を行う。全従業員の3%にあたる120人が対象となる。同社は2005年から中国に出店しており、「厳しい市場環境に対応しながら中国で成長するために、本社の組織構造を簡素化する」と声明で述べた。

米「WWD」の「BEAUTY INC」が主催した5月のイベントで、アジアセフォラのアリア・ゴギ(Alia Gogi)プレジデントは「昨年中国での売り上げは増加したが、国の回復は予想以上に時間がかかっている。セフォラを含め全てのブランドは、戦略に鋭く集中することが求められている」と話し、「ポートフォリオ差別化戦略」を強化している。

過去2年セフォラは中国で、メイクアップブランド「アナスタシア ビバリー ヒルズ(ANASTASIA BEVERLY HILLS)」「アワーグラス(HOURGLASS)」、スキンケアブランド「タッチャ(TATCHA)」などのローンチを成功させた。5月には「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」や「フェンティ ビューティ バイ リアーナ(FENTY BEAUTY BY RIHANNA)」を導入した。ゴギ=プレジデントは「中国の消費者はローカライズを心から喜んでいる」といい、カンファレンスではビューティブランドのコミュニティに「忍耐強くいよう。中国は回復が始まると非常に迅速に進むことが特徴。さらに機敏に対応していくことが重要だ」と呼びかけている。

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