ピーチ・ジョン創業者の野口美佳・取締役が6月22日付で退社したと自身のフェイスブックで発表した。野口氏は、1988年に女性下着の通販販売事業をスタートし、94年にピーチ・ジョンを設立した。2006年にはワコールホールディングスと資本業務提携を結び、08年には完全子会社になった。12年には、ワコールホールディングスの塚本能交・社長がピーチ・ジョン会長兼社長に就き、野口氏は取締役に降格した。14年には、上野顕之・常務取締役が社長に、塚本会長兼社長は会長職に専念していた。
なおワコールホールディングスの2015年3月期連結業績でピーチ・ジョン事業は、主力の通販事業の減収に加え、円安による原価率の上昇や、のれん及びその他の無形固定資産の減損損失の計上が重なり、営業損益は63億円の赤字(前期は8300万円の黒字)に転落していた。