米ブルーボトルコーヒー(BLUE BOTTLE COFFEE)がタルティーン・ベーカリー&カフェ(TARTINE BAKERY & CAFE)の買収契約の解消を発表した。
サードウェーブコーヒーを代表する「ブルーボトルコーヒー」は同じくサンフランシスコ発の人気ベーカリー「タルティーン・ベーカリー&カフェ」を買収すると4月に発表しており、「ブルーボトルコーヒー」の店でパンやペイストリーの一部を提供する予定だった。また、2015年春には「フレッド・シーガル(FRED SEGAL)」などが入るログロード代官山に1号店の開店を予定していたが、ブルーボトルによる買収が決まったため、日本での進出戦略を仕切り直すため、出店を見合わせたという経緯がある。
今回の契約解消は、経営の独自性を保つことが両社にとって最良という結論に至った結果だ。今後タルティーン・ベーカリーはサンフランシスコの既存店のリモデルや新店舗開発の他、ロサンゼルスやニューヨーク、東京でのローンチに向けて準備を進めている。また、ブルーボトルコーヒーもアメリカや日本への新規店舗の出店を計画している。
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