日本百貨店協会は、2024年1〜7月の免税売上高の累計が前年同期間に比べて約2.5倍の3978億円になったと23日に発表した。過去最高だった23年の年間実績3484億円を7カ月間で上回った。引き続き円安を背景にラグジュアリーブランドや時計・宝飾品など高額品がよく売れた。
7月単月の全体の売上高は5.5%増で、29カ月連続のプラスだった。免税売上高は633億円で調査開始以来3番目に高い額。全体に占める免税売上高のシェアは12.6%になった。一方の国内の消費者による売上高(シェア87.4%)は、前年同月比1.3%減に終わった。インバウンド(訪日客)に支えられる構図が鮮明になっている。