三越銀座店は9日、8階の空港型市中免税店「ジャパン デューティーフリー ギンザ」内にスイス高級時計の売り場「タイムヴァレー」を開いた。売り場面積は330平方メートル。「タイムヴァレー」はリシュモングループが中国向けに開発した新業態で、昨年、南京に1号店を出店しており、銀座は2号店になる。商品はリシュモンの「IWC」「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」「カルティエ(CARTIER)」「ピアジェ(PIAGET)」「ロジェ・デュブイ(ROGER DEBUIS)」「ジャガー・ルクルト(JAEGER LECOULTRE)」およびLVMHの「ゼニス(ZENITH)」の7ブランドで構成する。
ゴールドを基調としたラグジュアリーな雰囲気の売り場内は、高級時計を豊富にそろえるだけでなく、デジタルツールを使ってブランドの世界観を伝える設備を充実させた。柱やテーブルに配置された画面に触れると、多言語でそれぞれのブランドの歴史や工房が紹介される仕掛けだ。販売員はスイスのFHH(高級時計財団)で研修を受け、高度な専門知識に基づいた接客を行う。客単価は200万円を見込む。
「ジャパン デューティーフリー ギンザ」は日本空港ビルデング、三越伊勢丹ホールディングス、NAAリテイリングによる合弁企業Japan Duty Free Fa-So-La三越伊勢丹が運営。1月27日に時計売り場を除いて開店していた。
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