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「ユンス」運営会社が東証グロース上場へ 1年で売上高70億円に倍増

スキンケアブランド「ユンス(YUNTH)」を運営するAiロボティクスが9月27日に東証グロース市場に新規上場する。

Aiロボティクスは2016年創業。AI広告マーケティングの知見を生かしてD2Cブランドビジネスにピボットし、「ユンス」を急成長させた。大ヒット商品の“生ビタミンC美白美容液”は24年7月までで累計300万個以上を販売している。 24年3月期の全社売上高は70億円と、前期(36億円)からほぼ倍増。純利益も8億2500万円と黒字化を達成した(前期は2億6400万円の赤字)。そのうち「ユンス」を中心とするD2Cブランド事業の24年3月期売上高は前期比3.8倍の69億円と、業績全体をけん引している。

「ユンス」は自社ECやECモール、バラエティショップなどの販売チャネルを通じて販売しており、自社ECサイトにおいては定期購入サービスで安定した収益を得るストック型ビジネスモデルが特徴。得意のAIマーケティングをSNS広告に生かし、ECへの集客につなげている。

Aiロボティクスの従業員は現在26人で、龍川誠社長は1985年生まれの38歳。大学在学中からさまざまな領域のビジネスの立ち上げやセルアウトを経験し、16年に女性向けライフスタイル情報の動画配信サービスや広告配信を主な事業とするHowTwo(Aiロボティクスの前身)を創業。その後、AIを活用した広告運用業務の自動化システムの開発・外販にビジネスの比重を移し、20年に商号を現名称に変更した。21年には、「ユンス」を展開するYunthおよび17skinを買収。現在は、toBビジネスとしてのAIマーケティング事業を縮小・休止し、「ユンス」を中心としたD2Cブランドビジネスにリソースを集中させている。

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