建築家、ザハ・ハディド(Zaha Hadid)が3月31日、心臓発作のため、マイアミの病院で亡くなった。65歳だった。同氏の建築事務所が発表した。
イラク・バグダッド生まれの英国人、ザハは、「フェンディ」や「デビアス」「スワロフスキー」などとコラボレーションしており、最近では「ジョージ ジェンセン」と共にジュエリーラインを発表。3月17日からスイス・バーゼルで行われていたバーゼル ワールド2016に出展していた「ジョージ ジェンセン」のブースのインスタレーションも手掛けていた。また、「シャネル」の"モバイルアート"プロジェクトの移動式パビリオンをデザインした人物でもある。
主な作品としては、スコットランドのリバーサイド博物館や、ドイツのヴィトラ・デザイン・ミュージアム内の消防ステーション、ローマの21世紀美術館など。
2020年の東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の当初案を手掛けたが、白紙撤回されていた。