アディダス グループ(ADIDAS GROUP)は5月4日、傘下に持つゴルフブランド「テーラーメイド(TAYLORMADE)」「アダムスゴルフ(ADAMS GOLF)」「アシュワース(ASHWORTH)」を売却することを発表した。売却交渉はこれから始め、ゴルフ事業は今後、「アディダスゴルフ(ADIDAS GOLF)」を通じてシューズとアパレルを強化していくという。
「テーラーメイド」を筆頭に3ブランドは売り上げが低迷していた。ハーバート・ハイナー(Herbert Hainer)=アディダス グループ最高経営責任者は「『テーラーメイドはこれからも持続可能なビジネスだ。しかし、われわれは今、主力カテゴリーであるシューズやウエアに注力するべきだと判断した。『テーラーメイド』のゴルフ業界におけるポジションや再生計画への注目度からすると、今後も大いに成長できるだろう」とコメントした。また、3ブランドを手放すことによって同社は今後「アディダス(ADIDAS)」や「リーボック(REEBOK)」など、収益性が高いブランドに集中出来ることも加えた。
JOELLE DIDERICH訳 WWDジャパン編集部