バッグブランド「ラドリー ロンドン(RADLEY LONDON)」を手掛けるイギリスのラドリー社は6月1日、日鉄住金物産とラドリー・ジャパン社を設立する。資本金は5050万円で、出資比率はラドリー社が90%、日鉄住金物産が10%。本国100%のラドリー・アジア・リミテッドのマーク・ウィルソン・パーカー最高経営責任者が日本マーケットも統括する。日鉄住金物産は2011年から正規代理店としてバッグの輸入販売をスタートし、13年には100%子会社のローウェルコーポレーションを設立。百貨店を中心に18の販路を築いてきた。
ラドリー・ジャパン社はローウェルコーポレーションの店舗ならびに業務を引き継ぎ、百貨店を中心とする販路の拡大を進めながら、旗艦店の出店や日本向けの商品企画などをスタートする。「ラドリー」は現在、英国では35の直営店を有するほか500程度の卸先を抱え、売上高は100億円を超えている。香港に設けたラドリー・アジア・リミテッドは今後、日本をアジアにおける事業展開の柱と位置づけ、事業拡大を目指す。