ニューヨークでは老若男女がヤンキースのベースボールキャップを日常的に着用し、パークでは、それを前後逆さにかぶったスケーターがトリックに挑戦している。ラッパーやDJは成功の証であるゴールドのサイズシールをそのままに、目深にかぶったスタイルが印象的だ。ベースボールキャップのワールドスタンダードである「ニューエラ(NEW ERA®)」は、いつからかストリートシーンのマスターピースになった。その「ニューエラ」が今、ゴルフ市場でも注目を浴びている。
“新しい時代”の幕開け
「ニューエラ」は1920年、アメリカ・ニューヨーク州バッファローでエルハルド・クック(Ehrhardy Koch)が、前身の「Eクック・キャップ会社」という名の帽子会社を創業したことに端を発する。社名を「ニューエラ・キャップ」に変更したのは2年後だった。32年、アメリカでは野球人気に拍車がかかり、クックは、持ち前のビジネスセンスでベースボールキャップのビジネスに参戦。それが、“新しい時代”の幕開けである。今では、MLB(メジャーリーグ・ベースボール)やNBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)などのオフィシャルキャップサプライヤーを務め、スポーツシーンやストリートシーンなど、日常で見ない日はないほど、普及している。
プロのアドバイスから生まれる
本格ゴルフウエアの誕生
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そんな「ニューエラ」が2017年に立ち上げたのがゴルフラインの「NEW ERA® GOLF」だ。“紳士淑女のスポーツ”であるゴルフの伝統的なスタイルは守りつつ、キャップやサンバイザーなどの定番ヘッドウエアをベースに、ゴルフにフィットする現代的なデザインと機能性を加えている。特に機能面は、大槻智春プロ、宮田成華プロをはじめとする契約プロゴルファーからのアドバイスをもとにアイテムを開発。24年秋冬シーズンは、ダイヤキルトの中綿を使用したミリタリータイプのカーディガンジャケットや、ストレッチリップストップ生地を使用し、背面のベンチレーションが特徴のウィメンズジャケットなど、デザイン性と機能性をアップデートしたアイテムをそろえる。
国内のゴルフ専門店や「ニューエラストア」全店と「ニューエラ」公式ウェブサイトで取り扱い中だ。
契約プロゴルファーが見た
「NEW ERA® GOLF」の魅力
Q.ご自身のゴルフウエアのスタイルやこだわりは?
宮田成華プロ:シンプルでかっこいいゴルフウエアが好きです。色やサイズ感にもこだわりつつ、全体的なバランスを重視してコーディネートを組んでいます。
大槻智春プロ:デザインやカラーがシンプルで、ゴルフ場から街へすぐに行けそうな、普段着に近いコーディネートを意識しています。
伊藤有志プロ:今シーズンは、お気に入りの2トーンのキャップを着用して試合に出ることが多く、そのカラーに合わせてウエアを決めています。
Q.「NEW ERA®︎ GOLF」のデザインや機能性について、どう思う?
宮田成華プロ:「NEW ERA®︎ GOLF」はシンプルでとてもかっこいい!厚手のポロシャツから、オーバーサイズの薄手のアウターまで幅広く、プレー中も動きやすく快適です。
大槻智春プロ:シンプルですが存在感があり、他メーカーにはないかっこよさがあります。機能面も、試合で着用しても全く問題ありません。
伊藤有志プロ:シンプルなものから柄ものなど、豊富な種類があり、コーディネートに困りません。機能面では特にゴルフパンツが気に入っています。プレー中はしゃがんだりすることが多いのですが、伸縮性がかなり良く、突っ張ることのない着心地の良さが実感でき、重宝しています。
Q.お気に入りのアイテムや使用頻度の高いアイテムは?
宮田成華プロ:シアサッカー素材を使った半袖のスキッパーポロシャツ。他メーカーではあまり見ないデザイン、サラサラとした肌触り、オーバーサイズの着用感がかわいく、着るだけで、その日の気分が高まります。
大槻智春プロ:やはり「ニューエラ」といえばキャップ。ゴルフ中もプライベートもほぼ毎日着用しています。形も素材も数多くのモデルがあり、自宅でキャップを選んでいるときはとてもワクワクして楽しいです!
伊藤有志プロ:2トーンのキャップです。黒と白、ネイビーとグレー、カーキと白など、さまざまなバリエーションがあるので、試合で他の人とかぶる心配がなく、特別感があるのもいいですね。
キャップからウエア、バッグまで
2024 秋冬コレクションも必見
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