「ファンケル(FANCL)」は10月16日、サプリメント剤形としては10年ぶりの新商品となる“プレミアム カロリミット”(120粒30日分、5490円)を発売する。9月下旬から順次、一部コンビニエンスストアやドラッグストア、ECで先行販売する。従来の“カロリミット”が持つ、糖と脂肪の吸収を抑える機能に、高めのBMIの低下とお通じの改善をサポートする機能性関与成分を追加した。
「ファンケル」によると、国内サプリメント市場の売り上げ規模は約1兆円と成長を続けており、ダイエットサポート関連商品の構成比が特に高いという。ダイエットカテゴリーでは手軽なドリンク剤形が台頭する中、サプリメント剤形では“多機能”を求める声が高まっており、新商品の開発に至った。
“プレミアム カロリミット”の特徴
“プレミアム カロリミット”は、ローズヒップ由来ティリロサイドが高めのBMIの低下をサポートし、お米由来の乳酸菌がお通じを改善する。また従来商品と同様、桑の葉イミノシュガーとキトサン、茶花サポニンが食事の糖と脂肪の吸収を抑えるほか、ブラックジンジャー由来のポリメトキシフラボンが脂肪の代謝を助け、消化しやすくすることで腹部の脂肪を減らす。
製剤設計については、少量で働く成分の選定により粒数を少なく、サイズを小さくした。また、錠剤の表面をコーティング加工することで成分特有の風味を抑え、丸みのある形状でさらに飲みやすくなった。
“カロリミット”とは
“カロリミット”は、「『おいしく食べる』を通じて自分の心と身体が好きでいられるお手伝いをする」をパーパスとして掲げ、2000年に誕生。05年には粉末タイプの“カロリミット茶”を発売し、14年には代謝が低下する大人世代に向けて“大人のカロリミット”を発売した。16年、“カロリミット”と“大人のカロリミット”を機能性表示商品としてリニューアル。19年には、キリングループとの事業提携により“カロリミット ブレンド茶”や“カロリミット アップルスパークリング リフレッシュ”などのドリンクを発売した。富士経済によると“カロリミット”は、抑制系・燃焼系ダイエットサプリメント市場内サプリメント企業ランキングで7年連続売り上げNo.1(16〜22年売り上げ金額)を記録し、累計8900万個以上(00年5月〜24年2月末時点)の商品を売り上げている。