三越伊勢丹ホールディングスは、中国・瀋陽の店舗を3月末で閉店する。2008年2月開業以来の販売不振が主な原因で、反日デモの影響は「閉店の理由にはない」と同社広報。09年度は売上高22億9300万円(営業損失3億5400万円)、10年度は同25億3000万円(同損失3億600万円)、11年度は同26億6800万円(同損失3億3100万円)と、売上高は微増が続くも、収益が改善されず、計画にも達していなかった。
同社は現在中国の天津、上海、成都にも出店している。売り上げ一番店である天津の売上高は、11年度106億100万円(前年比108.2%)、営業利益5億5100万円(同90.9%)。中国市場強化の方針に変更はなく、14年末に計画している成都2号店への出店は予定通り進める。