ファッション

「ファッションズ・ナイト・アウト」、今年は米国での開催見送り

 米国では今年の「ファッションズ・ナイト・アウト(FNO)」開催を見送ることが決定した。「FNO」は2009年にファッション業界を支援し、景気回復のきっかけを作るためにニューヨークでスタート。米「ヴォーグ」誌のアナ・ウィンター編集長の肝いりで好評を呼び、同誌のほか米国ファッション・デザイナーズ協議会などをスポンサーに迎えて、毎年9月に開催されてきた。昨年は全米500都市のショップが参加し、世界30都市で行なわれるまでになっていた。  

 

  「FNO」が実際に売り上げ増につながっていたかどうかは、参加したリテーラーの間でも議論の余地があり、大規模なストリートパーティと見る向きが多かった。さらにこの4年の間に、イベントの質を維持するために、デザイナーやリテーラーたちの負担が次第に大きくなっていた。デザイナーたちにとっては春夏ニューヨーク・コレクション開催時期と重なることも重荷になっていたようだ。

 

 「ヴォーグ」を発行するコンデナスト・インターナショナルのスポークスウーマン、ニッキー・イートンは、「『FNO』は今年もタイとウクライナが初参加し、19ヵ国で開催される」とコメント。なお、日本は開催する予定。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。