そごう・西武は28日、松本隆(まつもと・りゅう)取締役専務執行役員が3月1日付で新社長に就任するトップ人事を発表した。山下國夫・社長は取締役を経て5月1日付けで顧問に退く。松本・新社長は1952年東京都生まれ。75年に早稲田大学政経学部を卒業後、西武百貨店に入社し、店長、商品部、営業企画、人事、広報、システムなど営業の第一線から管理業務までの責任者を歴任した。特に08年の西武池袋本店の構造改善計画の実行推進役として同店を好業績に導くとともに、プライベートブランド「リミテッドエディション」の商品開発の陣頭指揮を執った。
就任に際して「セブン&アイグループの百貨店セクターとして、時代の変化に対応する『新しい百貨店づくり』への挑戦を追求していきたい。とりわけ上質で新しい暮らし方の提案に向けた『自主開発商品の飛躍的拡大』を推し進める」とコメントしている。