ブルガリは、イタリア国税当局が脱税の疑いに対して差し押さえ体制に入ったという報道に対して声明を出した。同社は総額30億ユーロ(約3720億円)に及ぶ所得隠しと脱税容疑を否定しており、国税当局を非難。「我々は、このような動きに対して大変驚いている。実体がないとされた会社には300人の従業員がおり、グループ内における正当な業務を担当している」と同社はコメント。
一方、国税当局の担当者は、「差し押さえには至っていないが、ブルガリが当局に提出した書類と実際のビジネスには乖離がある可能性が高い」として引き続き調査を進める意向を示している。