小学館は5月13日、同社女性誌編集局内に、女性のライフスタイルや価値観を研究し、情報発信する「小学館女性インサイト研究所」を開設する。所長には、嶋野智紀・女性誌編集局プロデューサーが就任し、9誌の編集長が主任研究員となる。
参加雑誌は、「キャンキャン」「アネキャン」「オッジ」「ドマーニ」「プレシャス」「美的」「和樂」「サクラ」「メンズ プレシャス」とターゲットが異なる9誌。「雑誌作りで培った知見やノウハウを集結することで、女性の価値観、モノの考え方、好みなどについて一歩踏み込んで洞察し、従来のマーケティングの枠を超えるような、俯瞰かつ有用な情報発信ができると考えた」と同社。具体的には、企業の商品開発や、プロモーションに役立つレポートの発行、編集部横断型の読者調査や一般女性への調査、企業や勉強会の場での編集長らの講師派遣などを行なう。
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また、企業と各女性誌編集部の横断窓口として新設した「小学館女性誌コンシェルジュ」と連携し、企業と編集部のコラボレーションによる新商品開発、読者モニターやサンプリング、編集部横断型イベントなどの企画・実施に取り組む。