ビジネス

「ダイアン フォン ファステンバーグ」がグローバル事業を再び内製化

ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG)」は、2024年末までに、ブランドのグローバル事業を再び内製化することを発表した。

同ブランドのデザイン、生産、マーケティング、流通を含むグローバルなオペレーションは、20年末から香港のグラメル・トレーディング(GLAMEL TRADING)が手掛けているが、デザインを承認する権利は創業デザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグが保有している。なお、手続きの完了後、グラメル・トレーディングは中国における商品流通のみを担うという。

フォン・ファステンバーグ創業デザイナーのコメント

23年10月に現職としてDVFに加わったグラツィアーノ・デ・ボニ(Graziano de Boni)最高経営責任者は、就任直後から事業再編に着手。「『ダイアン フォン ファステンバーグ』は、アイコニックなラップドレスだけでなく、ファブリックやプリントの豊かなアーカイブがあり、幅広い年齢層の顧客と誠実でパーソナルな関係性を築いている。ブランドの未来に向けてビジネスモデルを再構築するにあたり、デザインのコントロールを取り戻すことは重要な第一歩だ」と語った。

フォン・ファステンバーグ創業デザイナーは、「過去の豊かなレガシーに敬意を表し、現代の美的感覚を深く理解しているグラツィアーノによる新たなブランド戦略を推進するにあたり、オペレーションを再び自社で行う必要があった。20年末からグローバル事業を担ってくれたグラメルに心から感謝している」と述べた。

「ダイアン フォン ファステンバーグ」は、1972年にニューヨークで設立。70年代に発表したカシュクールデザインのラップドレスが一世を風靡した。現在はドレスに加えて、カジュアルウエア、スポーツウエア、スイムウエアなどを手掛けている。

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