ビジネス

「ダイアン フォン ファステンバーグ」がグローバル事業を再び内製化

ダイアン フォン ファステンバーグ(DIANE VON FURSTENBERG)」は、2024年末までに、ブランドのグローバル事業を再び内製化することを発表した。

同ブランドのデザイン、生産、マーケティング、流通を含むグローバルなオペレーションは、20年末から香港のグラメル・トレーディング(GLAMEL TRADING)が手掛けているが、デザインを承認する権利は創業デザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグが保有している。なお、手続きの完了後、グラメル・トレーディングは中国における商品流通のみを担うという。

フォン・ファステンバーグ創業デザイナーのコメント

23年10月に現職としてDVFに加わったグラツィアーノ・デ・ボニ(Graziano de Boni)最高経営責任者は、就任直後から事業再編に着手。「『ダイアン フォン ファステンバーグ』は、アイコニックなラップドレスだけでなく、ファブリックやプリントの豊かなアーカイブがあり、幅広い年齢層の顧客と誠実でパーソナルな関係性を築いている。ブランドの未来に向けてビジネスモデルを再構築するにあたり、デザインのコントロールを取り戻すことは重要な第一歩だ」と語った。

フォン・ファステンバーグ創業デザイナーは、「過去の豊かなレガシーに敬意を表し、現代の美的感覚を深く理解しているグラツィアーノによる新たなブランド戦略を推進するにあたり、オペレーションを再び自社で行う必要があった。20年末からグローバル事業を担ってくれたグラメルに心から感謝している」と述べた。

「ダイアン フォン ファステンバーグ」は、1972年にニューヨークで設立。70年代に発表したカシュクールデザインのラップドレスが一世を風靡した。現在はドレスに加えて、カジュアルウエア、スポーツウエア、スイムウエアなどを手掛けている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。