ファッション

東レの前田勝之助・名誉会長が死去

 東レの前田勝之助・名誉会長が4月7日、都内の三井記念病院で死去した。82歳だった。通夜及び告別式は、親近者のみで執り行われた。「お別れの会」は後日予定されている。

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 前田・名誉会長は、1931年2月5日福岡県嘉穂郡穂波村(現・飯塚市)生まれ。56年、京都大学大学院工学研究科修士課程修了後、東洋レーヨン(現・東レ)に入社。85年、東レ取締役、86年同常務取締役、87年同代表取締役社長、97年同代表取締役会長、2002年同代表取締役会長兼CEO、04年同名誉会長を歴任してきた。また現職として、日本経団連顧問と科学技術国際交流センター顧問、アジア化繊産業連盟名誉会長、日本繊維産業連盟名誉顧問、日本化学技術振興財団顧問を兼務していた。2001年には、勲一等瑞宝章を受章した。

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 訃報に対して日本化学繊維協会の坂元龍三・会長は、「このたびの突然の訃報に関して関係者一同とても驚いている。前田・名誉会長は、日本化学繊維協会・会長(1995年7月〜96年6月)を務め、当時アジア化繊産業連盟の創設に尽力された。また、日本繊維産業連盟・会長(1999年1月〜2009年1月)を10年にわたり務め、化学繊維産業はもとより日本の繊維産業の発展に多大な貢献をされた。業界としても残念としかいいようがない。深くご冥福をお祈りする」とコメントしている。

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