「リップサービス」などを展開するクレッジの新社長に、池内清和・前コックス社長(51)が就任した。クレッジの株式を、MITコーポレートアドバイザリーサービス(以下、MIT)のグループ会社MITパートナーズ2号合同会社がアドバンテッジパートナーズから3月29日付で買収しており、4月末に星�ア尚彦・前社長が退任し、5月から新経営体制をスタートした。MITは事業再生やトランザクションのアドバイザリー、事業ファンド運営などを行なっており、物流・生産機能などに強みを持つ。池内新社長はワールド出身で、90年代のワールドのSPA化プロジェクト「SPARCS(Super Production ApparelRetail Customer Satisfaction)構想」(スパークス構想)の実現をけん引し、2001年に39歳の若さで常務に就任。03年にホームセンターの島忠の専務に転身して以来、島忠副社長、通販のイマージュホールディングス子会社の社長、ポイントの常務、イオン系のコックスの社長などを歴任。昨年コックスを辞めて独立し、セームマインドを設立して社長に就任していた。