ソーシャル・ネットワーキング・サービスのミクシィは15日、創業者の笠原健治・社長(37)が6月25日付で任期満了にともない、代表権のない取締役会長に退くトップ人事を発表した。
笠原社長は、1999年の会社設立以来「ファインドジョブ」や「ミクシィ」をはじめとした複数のサービスを立ちあげてきた。今後は新規事業を生み出すことに専念するとともに、取締会長として意思決定に携わっていく。
次期社長には、執行役員の朝倉祐介・経営企画室長(30)が昇格する。笠原社長の大学時代の後輩でもある朝倉経営企画室長は、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社後、ネイキッドテクノロジーで社長を務めた。2011年10月にミクシィに入社し、事業開発・経営戦略の策定を担当するとともに、ユーザーファーストの推進やユニット制の導入などを主導してきた。経営トップの大幅な若返りを図り、再成長に向けて挑戦していく。