サマンサタバサジャパンリミテッドは、「レストローズ」などを展開する婦人服アパレルのラ・エスト(東京、藤本茂・社長)を買収すると発表した。6月10 日付でラ・エストの全株式を取得する。取得金額は非公表。バッグなどの服飾雑貨を主力にするサマンサがアパレルを傘下に収めるのは、2007年のメッセー ジ(現バーンデストジャパンリミテッド)に続き2社目になる。
ラ・エストはパリ風ヴィンテージテイストの「レストローズ」、LA風レトロテイストの「シークレットマジック」、オリジナルと海外ブランドによるセレクト ショップ「レストローズ パリス」の3業態をファッションビルや百貨店に約60店運営する。2013年1月期の売上高は約61億円。メディアを活用した積 極的なプロモーション戦略で20代女性を中心に支持を集めており、同じ顧客層を対象にするサマンサと商品開発や宣伝販促などで相乗効果が見込めると判断し た。買収後も藤本社長が続投するが、サマンサから寺田和正・社長を含め4人が役員に就任する。