ビームスは、265万人の会員を持つクラブ会員カード「ビームス クラブ(BEAMS CLUB)」と、店頭及びオンラインショップの情報を統合し、顧客戦略、MD戦略を強化するため、新システムを導入した。リゾームの「戦略会議シリーズ『顧客分析システム』」で、既存顧客に改めてフォーカスすることで、来店頻度や購買リピート率など、購買行動を把握し、顧客の育成、さらには、顧客生涯価値(LTV=ライフ・タイム・バリュー)の向上に取り組み、売り上げ拡大を図る。
今回の「顧客分析システム」の導入により、オンラインショッピングサイト「ビームス オンラインショップ(BEAMS Online Shop)」、「ビームス」を扱う他のオンライン通販サイト、全国の店舗売上データを統合的に扱えるようになる。また顧客戦略担当のCRM部門だけでなく、マーチャンダイジングなどの他部門でも分析結果を利用し、商品・販売戦略に活かしていくとのこと。「これまでは管理が主だったこともあり、情報の掘り下げにも手間が掛かっていたが、簡単に出来るようになった」と広報担当者。ビームスでは、3月からオンラインショッピングサイトと実店舗の共通ポイントを始めており、一元化の動きを進めている。
リゾームの「顧客分析システム」は、表参道ヒルズやルミネなど500以上のショッピングセンターで導入されており、顧客分析分野ではNo.1シェアを占めている。今後は百貨店や商業施設以外にもセレクトショップにも力を入れていく方針だ。