三井不動産は海外初となる「ららぽーと」を2017 年に上海にオープンする。場所は上海浦東国際空港にも程近い新興開発地区の浦東新区金橋出口加工区で、名称は「ららぽーと上海金橋」を予定している。100%子会社の上海井橋商業管理有限公司を今年4月に設立しており、来年12月に着工する。建物は、地上7 階(一部9 階)、地下2 階建てで延床面積は14万2000 �u、店舗数は約200 店舗を予定する。「日本国内の『ららぽーと』と同様に、最新トレンドのアパレルを中心とした物販店舗、日常生活をサポートする大規模なスーパーマーケットなどに加え、時間消費型機能としてアミューズメントや飲食店舗などを計画している」と三井不動産。
同社によると、浦東新区は、上海浦東国際空港やリニアモーターカーが建設され上海の東の玄関口として整備が進められるとともに、上海東部の経済特区として金融、IT、電子、化学などの各種産業の発展が進む上海市を代表する新興開発地区。2015 年には上海ディズニーランドの開業も予定されており、今後ますます注目度が高まるエリア。周辺には高級住宅が建ち並び、外国人をはじめとする中・高所得層が多く居住するという。
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?三井不動産の海外展開は、2011 年9 月、中国浙江省寧波市に「杉井アウトレット広場・寧波」を開業・運営してきた。「ららぽーと」初の海外進出であり、「30 年以上にわたって当社が培ってきた商業施設の開発・テナントリーシング・運営の実績(現在日本国内で102 施設を展開)や中国における商業施設運営のノウハウを活かしていく」という。