ファッション

「レインメーカー」が西陣織「細尾」と京丹後「民谷螺鈿」とコラボしたタキシードを発売

京都発のファッションブランド「レインメーカー(RAINMAKER)」は西陣織の老舗「細尾」と京丹後の機屋「民谷螺鈿(たみやらでん)」による特殊織物を用いたタキシードを発売した。価格はジャケットが14万3000円、パンツが9万3500円で、カラーはそれぞれブラック×ゴールド、ネイビー×ブラックの2色を展開する。

「細尾」の“Armour”と名付けられた生地は中世ヨーロッパの騎士がまとった鎧の一種である鎖かたびらに着想を得て作られたゴールドがきらめくコレクションと、「民谷螺鈿」の西陣の伝統的織物技法“引き箔”の技術を応用し、スリットされた革を緯糸(よこいと)として織り込んだ特殊織物を使用した。

「細尾」は元禄元年(1688年)、京都・西陣において創業。完成までに必要な20以上もの工程それぞれを1人の職人が担当するという高度な分業によって、圧倒的な美を追求する類稀なる職人技を継承してきた。

「民谷螺鈿」は「貝殻を織物にできたら」という想いにとりつかれた先代民谷勝一郎が約2年にわたる研究の末、これを現実のものとし、着物の世界で高級螺鈿織帯として発表。以来、そのパイオニアとして半世紀に渡り製作を続けている。近年は螺鈿織で培った引き箔の技術を応用して貝殻の他に革、木材、漆など 様々な素材を使った新たな織物を生み出し世界的な注目を集める。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

恒例の25年春夏トレンドブック 125ブランド・470枚の写真を収録した「常に手元に置いておきたい一冊」

11月11日発売の「WWDJAPAN」は、2025年春夏のパリ、ミラノ、ニューヨーク、そしてロンドン・コレクションの全てを詰め込んだトレンドブックです。今回掲載したのは、125ブランド・470枚の写真!キーワード(ムード)やアイテム、素材、色柄、ディテール、そしてバッグ&シューズのトレンドを分析し、余すことなくお伝えします。企画担当者はもちろん、最新トレンドをいち早くキャッチしたいマーケティング担…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。