ビジネス

ユニクロ8月度、25.3%増収 猛暑で夏物の実需旺盛

専門店チェーン、セレクトショップの2024年8月度業績(速報値)は、軒並み数%〜2ケタ%の増収だった。台風による休業などのマイナス要因はあったものの、猛暑により夏物衣料の実需が高まり、業績をけん引した。

国内のユニクロ(既存店ベース)は前年同月比25.3%増。夏物商品に加えて「ニュース性のある新商品の販売が好調だった」(同社発表資料)。「無印良品」の良品計画も既存店+ECが同12.8%増と好調だった。生活雑貨が2ケタ伸長とけん引し、既存店は7ヶ月連続で前年実績を上回った。足を引っ張っていた衣類・雑貨も前年並みまで回復した。ユナイテッドアローズは既存店+ECが前年同期比14.7%増。夏物衣料、秋物の新作ともに定価販売が前年から大きく伸びた。

しまむらは前年同月比5.5%増(既存店ベース)。Tシャツやブラウスなどの売れ筋商品の追加仕入が奏功した。行楽需要によりサンダルや帽子、アームカバーが好調だった。アダストリアは前年同月比5.7%(同)だった。月後半になるにつれ、徐々に秋物商品の売り上げ比率が上がった。ブランド別では、「グローバルワーク」「ニコアンド」「レプシィム」「ラコレ」が好調。アイテム別では、定番の機能性素材を使用したボトムスが引き続き好調で、ジーンズや秋色・柄を使った長袖シャツも人気という。

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