ファッションの合同展示会「ルームス(rooms)」(アッシュ・ペー・フランス運営)が11日に開幕した(会期は13日まで)。国立代々木競技場第一体育館を会場に、約660ブランドが出展している。テーマは「富士山」で、会場中央に巨大なオブジェを浮遊させた。今回の特徴として、エシカルファッションと地場産業のエリアが拡大。エシカルファッションのエリアには、約30ブランドが参加し"環境や社会に優しい選択をする価値観"をベースに、ウィメンズウエアやバッグ、シューズが並んでいる。また、地場産業のエリアにはニットウエアやアクセサリーなど、計100ブランドを超える構成になった。
エシカルファッションを代表してトークショーを行なった「マザーハウス」の山口絵里子・社長兼デザイナーは「当社のブランドを見てもらうことも大事だが、『ルームス』でエシカルファッションを取り上げることで、バイヤーの選択肢が広がるのでは」と語っている。バッグブランド「マザーハウス」は、バングラデシュの自社工場やネパールの工房において商品を生産。自国にある素材や技術を採用し、途上国から世界に通用するブランドへの発展を目指している。