「WWDJAPAN」9月9日号サステナビリティ特集の表紙撮影は、サステナビリティに関心を持ち、実際にアクションを起こしているクリエイター陣と、環境負荷を削減しながら挑んだ。終了後に、意識が変わったきっかけや感じていることをざっくばらんに語ってもらった。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月9日号から抜粋・加筆しています。無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
座談会参加クリエイター
RIKKI/フォトグラファー
PROFILE:東京と米ロサンゼルスを拠点に活動。ファッション誌やブランド、TV広告などを手掛ける。一方で、撮影にまつわる環境負荷を低減する「ソイルメイツ プロジェクト」を立ち上げ、24年1月に日本初の循環型ギャラリー&スタジオ「ソイルメイツ スタジオ」を東京・清澄白河にオープンした
MICHIRU/メイクアップアーティスト&ビューティディレクター
PROFILE:渡仏、渡米を経て帰国後、国内外のファッション誌や広告、映像、女優やアーティストのメイクなどを数多く手掛ける。化粧品関連のアドバイザーやコンサルタント、商品開発、広告ビジュアルのビューティディレクション、スクール講師なども行う。メイク本「Make You Up 」の著者
JUN GOTO/ヘアスタイリスト
PROFILE:サロンワークを経て、2007年渡英。帰国後、ヘアスタイリストASASHI氏に師事。独立後、15年渡米。17年から東京に拠点を移し、雑誌や広告・ショーなどを中心に活動。現在はコスメブランド「リリオ(@lirioskincare)」のアドバイザーも務める。IG @jg510_jungotohair
岡本多緒/俳優、モデル、映画監督、「アボード・オブ・スノー」共同クリエイティブ・ディレクター兼サステイナビリティ・アンバサダー
PROFILE:(おかもと・たお)2006年に渡仏し、数々のトップメゾン・雑誌等で世界のトップモデル“TAO”として活躍。13年に映画「ウルヴァリン:SAMURAI」で俳優デビューを果たし、ハリウッド作品を中心に数々の話題作に出演。23年に映画監督として2本の短編作品を手掛ける。多岐にわたる活動の傍ら、環境問題や動物の権利について発信するポッドキャスト番組「Emerald Practices」のホストを務める他、動物と地球に大きな敬意を込めたライフスタイル・ブランド「アボード・オブ・スノー」を手掛ける
木村舞子/スタイリスト
PROFILE:(きむら・まいこ)百々千晴氏に師事。ファッション誌やカタログのスタイリングを中心に手掛ける。「ユニオン マガジン」のファッションエディターとしても活動。ファッション誌「ギンザ」で「サステイナブルライフへの道!」も連載中
矛盾から芽生えた意識
WWD:サステナビリティに関心を持ったきっかけは?
RIKKI:環境を考えた企画の撮影なのに、現場はそうでない状況に矛盾を感じていた部分がありました。コロナ前からスタジオの使用済み背景紙を回収し始め、何かできないかを考えたのがスタートです。
WWD:量はどのぐらい回収を?
RIKKI:都内某スタジオに月1回引き取りに出向いていて、多いときは約100kg、少なくても60kgはあります。紙製のハンガー作りを模索していたときだったので、回収してきたものを使って試作し、製品を作っていきました。黒い点なども入った形で製品ができ上がってるのですが、それは黒いバミリ(撮影時に被写体が立つ場所をマークするために貼るテープ)の跡です。
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