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ファーストリテイリングが障がい者雇用の従業員部門を日本初受賞

 ファーストリテイリングは、米コンサルティング会社のスプリングボード・コンサルティングが障がい者雇用に積極的な企業を表彰する、障がい者雇用・活動支援奨励賞「ディサビリティ・マターズ」の従業員賞(Workforce Award)を日本企業で初めて受賞した。

 ファーストリテイリングは、「人種、国籍、年齢、男女など、あらゆる差別をなくす経営」を掲げ、2001年から「1店舗1人以上」を目標に、障がい者雇用に取り組み、各店の店長を中心にチームワークの向上を図ってきた。このような取り組みは、国内だけでなく、海外の「ユニクロ(UNIQLO)」やグループブランドでも行なっており、グローバルな姿勢が評価された。

 なお、ファーストリテイリンググループ(国内)では、昨年度だけでも新たに136人の障がい者を採用。雇用率は、6.64%(今年6月時点)で、日本の法定雇用率である2%を大きく上回っている。従業員1万人以上の企業を対象にした調査でも、05年から8年連続で障がい者雇用率の日本一をキープ。

 柳井正・会長兼社長は、「今後も積極的な雇用・活用を通じて、あらゆる人々の暮らしの充実に貢献し、社会と調和ある発展を目指していく」とコメントした。

 同賞は07年から米国内の企業を対象に表彰を開始し、昨年からヨーロッパ域内の企業、今年からアジア太平洋地域に拠点を置く企業の表彰を始めた。今年はファーストリテイリングのほか、アクサ生命保険、ドイツ銀行グループ、ゴールドマン・サックスが受賞した。

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