三陽商会が提唱する「五季」が話題になっています。地球温暖化に伴い、夏が長期化したことを表現した言葉です。
春・夏・秋・冬の四季というよりも、春・夏・夏・秋・冬の五季の方が現実に即している。5月から9月までの5カ月間、つまり日本は年間の半分近くが夏の国だと定義し、アパレルの商品カレンダーを作り直す。従来の常識にとらわれず、長い夏に対応した商品をきちんと提供しよう――。
三陽商会の五季MDはメディアでたびたび紹介されるようになりました。三陽商会によると、1つのテーマにこれほど取材依頼が殺到するのは珍しいそうです。メディア露出を広告費に換算すれば、相当な額になるでしょう。ファッション業界にとどまらず、温暖化の象徴的な事例だから注目されたわけです。衣料品に限らず、食品、家電(エアコンなど)も五季の文脈で報じる報道が増えました。
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