ファッション

ナクシスが商品の貸し出しをデータ化できる「タップコード」を開発

 アパレル副資材製造・販売のナクシスは、スマートフォンを活用した近距離無線通信の通信技術NFCを活用し、ブランドがプレスルームで商品を貸し出す際の管理をデータ化し、シンプルにするサービス「タップコード(Tapcode)」をスタートする。これまでプレスルームで伝票を書いていた手間を省けるだけでなく、その商品のこれまでの貸し出し履歴や、貸し出した商品がどこにあるか把握できる。さらにはそれらの情報をウェブで共有できるのが魅力だ。まず始めにスマートフォンのアンドロイドの端末画面でログイン、メニュー画面からアイテム登録をクリックし、カメラを立ち上げて商品撮影しアイテム登録を行なう。貸し出す際には、相手の情報を入力。ウェブでも閲覧可能で、そのまま伝票をプリントアウトし、相手に渡すこともできる。すでに実験的にサービスを利用しているブランドもあり、月額3300円から利用可能だ。

 さらにナクシスは11月下旬から、展示会をサポートするサービス「プレビューズ(PREVIEWS)」をスタートする。これは、展示会に訪れた人が気になった商品の商品情報をスマートフォンでゲットできたり、受注に来たバイヤーの予約受注を行なうことができるサービスだ。事前にウェブの管理画面で商品登録を行ない、商品へ取り付けたICタグへの書き込みを行なう。ICタグにNFCを読み取れるスマートフォンをかざすと各商品情報をゲットできるというもの。月額1万円から利用可能だ。10月15日から18日までベルサール渋谷ガーデンで開催したファッションの合同展示会「ルームスリンク トウキョウ」でも数社が実験的に「プレビューズ」サービスを導入している。また、10月18日まで渋谷にあるナクシス本社で、デモンストレーションを行なっている。

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