ラオックスは、東京・銀座に大型免税店「ラオックス 銀座本店」を11月28日にオープンした。海外からの旅行者をメインターゲットとし、電化製品、時計、化粧品、日本の伝統工芸品など取り扱う。
場所は、銀座7丁目の中央通りに面した一等地。同店は「和モダン」をコンセプトに、朱漆と漆黒のコントラストを基調とした外装を施した。売り場面積は3フロアで880�u。フロア構成は1階にジュエリーや高級舶来時計、2階には化粧品や民芸品、3階には中国からのビジターに向けた家電製品を揃える。海外のニーズに応えるため「メイドインジャパン」を中心とした商品を集め、10万円前後の海外仕様の炊飯器など他の店舗にはない家電や、100万円以上の高額価格帯の舶来時計を取り扱う。また、外国語を話せる販売員を駐在させ、15ヵ国語に対応する。初年度の売上目標は30億円。
ラオックスは、2009年に中国の家電小売大手、蘇寧電器の傘下となり、多くの店舗が主に中国人、外国人観光客をターゲットにした免税店業態になっている。