大手繊維メーカーの日清紡テキスタイルは、デニム生地の生産子会社である日清デニムを10月1日付で吸収合併し、日清紡テキスタイルは、徳島県にある日清デニムの敷地内に、ノーアイロンシャツの加工を手掛ける研究開発拠点を移転する。
日清デニムは、日本でカイハラ、クラボウに次ぐデニム生地メーカーだったが、2010年にインドネシアの現地メーカーと設立した合弁会社(現地企業51%、日清紡49%出資)に生産を移管し、生産能力を月産約100万mから約50万mに削減していた。
4月にはクラボウも、中国広東省でのデニム生地の自社生産から撤退。日本のデニム生地大手は再編が続いている。