リー&フォン・リミテッドは新たに「ベンダー・サポート・サービス」という部門を設立し、縫製工場などの労働者の安全や労働条件の改善に取り組む。これは、今年4月から始まる3ヵ年計画の一環で、3月に発表される通期決算で、詳細が明かされる予定だ。この部門のトップはドクター・ウィリアム・フォン=同グループ会長を務める。
「素材のリーディングカンパニーとして、業界のシステムを積極的にスピード感を持って、率先して変えることが我々が担う役割だと考えた」とフォン会長。ここ数年、バングラデシュの縫製工場の倒壊や火災などから、アパレル業界における工場の劣悪な労働環境が浮き彫りになっている。