ファッション
特集 サステナブルアパレルの作り方

サステナブルアパレル、押さえておくべき8つのポイント

有料会員限定記事

サステナビリティに向き合うアプローチはさまざまあるが、一つのアンサーがこのほど経済産業省が発表した「繊維・アパレル産業における環境配慮情報開示ガイドライン」だ。情報開示の規制が進む欧州の動向を踏まえ、国際基準のモノ作りに必須の8つの項目が示された。自社のインパクトを知り、具体的な対策と目標数値を公表することが求められている。(この記事は「WWDJAPAN」2024年9月9日号からの抜粋です)

> 「繊維・アパレル産業における環境配慮情報開示ガイドライン」全文はこちら

まず取り組みたい8つのポイント

① CO2排出量

気候危機の観点から喫緊の課題なのが、二酸化炭素などの温室効果ガスの削減だ。まずは本社や各工場といった事業所単位ではじめ、製品単位でより精緻な数値の算定が求められる。3月には業界団体のジャパンサステナブルファッションアライアンスが公表した産業別の算定ガイドラインが参考になる。

② 水の使用量

原料の生産工程や各工場での排水処理方法などを踏まえ、製品の重量または点数あたりの水の消費量について把握したい。また関係する土地では、水資源が枯渇していないかといった水リスクについても同時に理解しインパクトを推定できる。小松マテーレはホームページで年間の水使用量をグラフ化して公表している。

この続きを読むには…
残り2568⽂字, 画像10枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーは”らしさ”を超越する

「WWDJAPAN」9月16日号は、2025年春夏の「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」をはじめ、東京デザイナーたちの最新コレクションを特集します。9月2日から7日にわたって開催した「東京コレクション」では、フィジカル発表とデジタル発表を含めて、全33のブランドが参加しました。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。