PROFILE: 大和梓(やまと・あずさ)LEMONADE代表
アパレルブランド「シールームリン(SEA ROOM LYNN)」は2014年、1人の専業主婦が始めたD2Cブランドだ。今では、自社ECをはじめ、ルミネエスト新宿や名古屋パルコ、梅田エストなど国内に11店舗を構えている。同ブランドを運営するLEMONADEの大和梓代表がブランドを始めた当初、D2Cブランドはほぼなく、手探りでビジネスをスタートしたという。起業したのは、子どもができて、自分のペースでできる仕事をしたい、好きだった洋服で何かできたらという思いから。起業10年で年商は20億円まで成長し、ハワイの「ロイヤルハワイアン」ホテルに長期ポップアップショップを出店した。大和代表に、専業主婦から10年で年商20億円の起業家になった道のりを聞いた。
夫と2人で100万円を握りしめて韓国へ
WWD:「シールームリン」を立ち上げたきっかけと目的は?
大和梓LEMONADE代表(以下、大和):子どもができて、自分のペースで副業的にできる何かを探していた。アルバイト募集に応募したところ採用されず心が折れた。洋服が好きで「こうだったらいいのに」と思うことが多々あり、ファッション関連で何かできないかと思ったが、アパレル経験もなければ、D2Cブランドという言葉も知らず、会社を作ろうとしたわけでもなかった。
WWD:ブランド立ち上げ当初は?苦労したことやエピソードなどは?
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