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高島屋が東神開発のノウハウ生かし新宿と立川で”街づくりプロジェクト”推進

 高島屋は、今後数年間かけて、新宿と立川で"街づくりプロジェクト"を推進する。玉川高島屋ショッピングセンターや柏高島屋ステーションモールなどショッピングセンター開発・運営で実績のある東神開発をはじめグループ各社のノウハウを最大限に生かす。そのため、4月1日付けで東神開発と高島屋のスタッフで構成する、"街づくりに関するプロジェクトチーム"を立ち上げた。

 8日に開いた決算会見の席上で木本茂・高島屋社長(社長)は、「百貨店を軸としながら、従来の百貨店の視点にはとらわれず、その街に文化を発信する"新しい小売業"への成長と飛躍を目指す」と語った。店舗リニューアルなどの具体的なプランは未定。新宿については2016年春にJR新宿駅新南口駅舎跡地に複合大型ビルが完成するなど同エリアの整備が進み「劇的に環境が良くなり、マーケットとして良化する展望」の中、8月をメドにプロジェクト内容の具体化を進める。

 なお、高島屋は、新宿と立川で取得した土地建物共有持分の物件受け取りを3月31日付けで完了した。新宿は、高島屋新宿店が入るタイムズスクエアビルを1050億円で取得し、3月31日付けで物件の受け取りを完了。立川は、立川店が入る立川TMビルを120億円で高島屋の100%子会社である東神開発が取得し、2月末付けで物件の受け取りを完了した。これにより家賃は、2015年度は、新宿店は30億円、立川店は6億円の削減をそれぞれ計画している。

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