?台湾で最大規模のファッション総合展示会「タイペイ・イン・スタイル(Taipei in Style、以下TIS)が17日、台北で開幕した。主催は、台湾のテキスタイル・アパレル企業が加盟する台湾テキスタイルフェデレーション(紡拓会)で、国から年間2000万NTドル(約6780万円)の支援を受けて2006年から実施している。台湾国内外103社、99ブースが参加し、20日まで開催している。
これまで年1回開催だったものを、2014年から4月と11月の年2回に拡大し、会場もタバコ工場をリノベーションした人気スポット「松山文創園区」に移した。19カ国からバイヤー・メディアを招へいするなど、台湾国内のビジネス拡大のみならず「国際市場につなげるプラットフォームとしての構築を目指している」(ジャスティン・フゥアン台湾テキスタイルフェデレーション秘書長)。台湾にはファッションウィークが存在せず、TISが事実上ファッションウィークの役割を果たしており、展示会と併行して8つのショーやセミナーが開催される。初日の夜にはイタリアのマランゴーニで学び、「フェンディ」を経て今年デビューした若手デザイナーブランド「アテナ・チャン(Athena Chuang)」がショーを開催した(写真)。
?また、19日には日本のパルコとバンタンが主催し、アジアの若手デザイナーのインキュベーションを目的とした合同ファッションショー「アジア ファッション コレクション タイペイ ステージ」が開かれる。2013年10月の東京ステージ、今年2月のNYステージに続く3回目で、日本からは岸本明子、清優海子、鈴木まあくの3人が参加する。